ビットコイン(BTC)の採掘業者であるハイブ・デジタル・テクノロジーズ(Hive Digital Technologies)は、昨年ビットメインの採掘リグ一式を取得した動きは、ビットコインの価格が大幅に上昇したこともあり、すでに元が取れたとしている。

12月8日の声明で、Hive Digitalは、FTXの崩壊以来、マイニングリグを取得してきたと書いている。この決断は、現在2024年4月に予定されている来るべきビットコインの半減に有利な立場になると考えている。

Hiveは2022年12月22日に合計3750台のビットメイン社製S19Jリグを購入し、社長兼COOのAydin Kilicは、チームは新しいリグに対応するためにソフトウェアスタックも更新したと述べた。

S19Jマイニングリグは2022年にASICリグの最上位機種となったが、その後、前機種よりも低いエネルギー消費率を誇るS19Kに引き継がれた。

"ビットコインが1年間の弱気相場に向かった2022年11月のFTXの崩壊以来、HIVEは魅力的なドル/TH価格で新世代のASICを取得する機会を利用してきた。"

FTXの破綻以来、Hive Digitalは全体で29,000個のASICを購入しており、今年11月14日と12月4日の2回に分けて、9,800個のBitmain S19k Proマイニングリグの買収を発表している。

「約29,000個のASICは平均価格約13.70ドル/THで購入された」とハイブ・デジタル社は記し、リグの平均出力が26J/THであることを考慮すると、買収価格は魅力的であると述べている。

ハイブ・デジタル社によると、最近買収した採掘リグにより、2023年12月末までに、同社のグローバル・フリート効率は28.9J/THに上昇し、4.8EH/sの稼働が見込まれている。

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さらにハイブ社は、2023年11月にASICとGPUから276.3ビットコインを生産したと報告しており、これはエクサハッシュ1個あたり平均66.7ビットコインに相当する。

今年1月1日以降、ビットコインは160%以上の成長を遂げ、マイナーの多くが2021年末から2022年末まで続いた特に困難な暗号の冬を苦労して乗り切った

Cointelegraphの価格データによると、ビットコインは現在43,400ドルで取引されており、過去7日間で9.8%上昇している。

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